ナイトーン

ピアノの防音・弱音対策のノウハウ

一言にピアノの防音対策と言っても、個人で演奏を楽しみたい方と生徒さんを集めてピアノレッスンをする場合、それに本格的なピアニストのプライベートスタジオのための防音とでは対策の内容がかなり違って参ります。

並み居る防音対策の中で、一番その防音効率が高い防音室を例に話をしてみましょう。
現在の工法で防音率の高いスタジオを作る場合、一般的にはボックスインボックス構法が優れていて、部屋の中に遮音性の高い部屋を作る2重構造の防音対策がございます。
つまり窓でいうと二重サッシ構造と同じ原理です。
このデュワー構造は音と熱の伝導率が極めて低く、湿度の調整を楽に行えます。
つまり隔離室としては非常に性能が高いので、楽器自体の劣化を防いでくれて高級なピアノの保存も管理しやすいのです。

そして防音室では、個体音だけでなく振動音も防がなければいけません。
先のデュワー構造の2重ボックスでも、接続部分の支柱を伝わって振動がお隣の部屋に漏れてしまいますから、この支柱部に防振性の高いゴムを噛ませます。
もちろんピアノ本体の床接地面にもゴム材で防振します。
この2つの対策で、100デシベルを超える大音量で演奏しても、隣の部屋に伝わる音を50デシベルレベルにまで消音する事が十分に可能になります。
ちなみに部屋の遮音性能はD値で表しますが、これは先に書いたデシベルの事です。
普通の話し声はD-60~D-65となりますから、住宅密集地のマンションでピアノ室を作るならば、D-50程度になればまず問題ないといって良いでしょう。

しかし、「防音室を作りたいです」「はい、どうぞ」と一筋縄ではいかないのが日本の住宅事情です。
例えば賃貸物件の場合、大家さんや管理会社さんの意向もですが、実際に施工するとなると、同じお建物中にお住まいのご近所様へもお伺いを立てる必要が当然ございますし、場合によっては対策なしでピアノを弾くよりもずっと大きな揉め事が起こりかねません。

その様な事情に鑑みて、より実現性が高く、設置の際にも必要以上の作業音を立てず、そしてその弱音性能においても高い効力が実証されているアナログピアノ用超弱音システム「ナイトーン」をご利用下さい。

ナイトーンは、皆様がお手持ちのアナログピアノに合わせた、完全オーダーメイドによる製作と設置を行っております。
アップライトピアノ・グランドピアノ、それぞれに対応したものをご用意できますので、ご自宅のアナログピアノの弱音対策をお考えの際には、ナイトーンをぜひご利用下さい。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://nightone.net/column/%e3%83%94%e3%82%a2%e3%83%8e%e3%81%ae%e9%98%b2%e9%9f%b3%e3%83%bb%e5%bc%b1%e9%9f%b3%e5%af%be%e7%ad%96%e3%81%ae%e3%83%8e%e3%82%a6%e3%83%8f%e3%82%a6/trackback/

PAGE TOP