ナイトーン

ピアノを消音・防音する方法とその費用のお話

『ピアノの音を消したり、もしくは小さくしたりして、自宅で自由に演奏を楽しみたい』とお望みの方は多くいらっしゃるかと思います。
このようなお望みを叶える方法は大きく分けて3つございます。
お部屋の防音施工、サイレントピアノと消音ユニットの利用、そしてアナログ式超弱音システムの設置です。
ではそれぞれの費用相場はどうなっているでしょうか?

部屋の防音工事は、思いきり生演奏を楽しむ場合や練習には最も理想的な消音法です。
たとえ密集した住宅地のマンションでも、防音・遮音のグラスウールをたっぷりと仕込んだ壁・床・天井にして、窓やドアも防音加工するならば、音楽スタジオ並みの防音効果が得られるでしょう。
ただしそれには大がかりな工事が必要で、しかも工事費はとても高額になります。
一般的に業者に依頼すると100万円〜300万円ぐらいはほぼ間違いなくかかります。
また、こういった工事は賃貸物件などにお住まいの場合は大家さんや、同じ住宅内にお住まいの方にも許可を取る必要があるため、あまり現実的ではありません。

サイレントピアノを購入する場合、国産のメーカーでは100万円前後が相場になっていますが、中古品もかなり出回っているため、費用の節約は可能です。
ただし、古い型の場合は経年劣化などによって本体にがたつきが生じ、余計な振動を発生させる原因にもなりかねませんので、十分注意する必要があります。

既にピアノをお持ちであれば、消音・減音対策を施すことがおすすめです。
消音ユニットの設置は、とにかく夜間に楽曲音を流したくない環境で暮らしている方には有効です。
ハンマーに弦を叩かせずに、代わりに電子音を奏でて、それをヘッドフォンで聞くことができるシステムです。
設置費用は機材費を含めて安価な物では10万円ぐらいに抑えられるリーズナブルな方法です。
(ですが、センサーの感度は強弱2段階というモデルもありますので、表現力としてはかなり乏しくなります。)
消音ユニットならばピアノと電子ピアノの2WAYで楽しめるメリットがあります。
ただしこれは、生ピアノの音にこだわりのある方にとってはデメリットでもあります。

電子音ではなく、とにかく生音でピアノ演奏を楽しみたい!という方から高い評価をいただいているのが、アナログ式超弱音システム「NighTONE(ナイトーン)」です。
これは生演奏の音色自体を小さくするシステムで、ハンマーが弦を叩く衝撃を、独自の独立型多層式フェルトを挟み込んで緩和させます。
また、フェルトの設置だけでは変化してしまうピアノのタッチも、タッチ可変ユニットを同時に設置することによって、その問題も100%オリジナルと変化することなく解消されます。
消音対策も、生音の響きも、両立させることができるのがNighTONEの強みなのです。

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