ナイトーン

ピアノは小さい音量で弾いても夜中には広範囲に響くもの

マンションなど住宅が密集した地域では、ピアノの音量というものは避けては通れない問題です。
この楽器の音を心地よく感じるという方もいれば、昼間に聞こえる音でも騒音と捉える方もいらっしゃいます。
ピアノの音は小さな音量で弾くように心がけても、かなり広範囲に響いていくものですから、昼間はともかく夜中に弾く場合は防音対策が必須です。

隣家まで距離のある場合や、そもそもの騒音がかなり大きい場所、周囲にもピアノなどの楽器を弾く方が大勢いて楽器の音量に寛容な地域など、例は様々ですが防音をさして気にしなくてもよい環境もあるでしょう。
しかし、現実の住宅事情ではなかなか難しい問題です。
最近ではマンションに住む人もピアノを所有する人は多いですが、マンションなど上下左右の隣室と接している環境では、弾いている内容がはっきりわかるほど響いてしまうということはよくあります。

音量の調節できる楽器というと電子ピアノが思い浮かびますが、本物とは似ているようで違うものです。
ピアノだと大きな本体に音が振動・共鳴して響きますが、電子ピアノではスピーカーから特定の音域だけを響かせます。
そのため、電子ピアノではなかなか表情豊かで幅広い音色を奏でるのが難しいのです。
この楽器の持つアコースティックな響きは、やはり本物からでなければ得られません。
かといって、時間を問わず好きなように弾いていては、住宅環境によっては大きなトラブルに発展する可能性もありますから、やはり弾く人自身が防音について知識やマナーを心得ていなければなりません。

ピアノの防音対策で、その効果も高く、なおかつピアノの持ち味である音色の美しさを活かしたままできる対策として注目を集めているのが、アナログピアノ用超弱音システム「ナイトーン」です。
アナログピアノ特有の、音色の美しさや深みを活かすことができるナイトーン最大の特長が「独立多層フェルト」の採用です。
本来、アナログピアノには弱音用に1枚型のフェルトが設置されているのですが、これは文字通り1枚型のため、近接した音階の弦が発音して濁ってしまったり、純粋で綺麗な和音を奏でることの妨げになってしまうということがありました。

ナイトーンはこのフェルトをハンマー一つ一つに対応できるよう独立化することで、音の濁りをなくすことに成功しました。
そして、弱音性を高めるため、1枚型=単層式だったフェルトを多層式に構成しているので、
響きや深みといったアコースティック音の持つ魅力を活かしつつ、音の大きさを大幅に下げることにも成功いたしました。

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