専門家の感想
久元 祐子 氏
Yuko Hisamoto ピアニスト
真夜中、ひっそりと皆が寝静まっている頃、昼間の喧騒が嘘だったかのように、都会に静けさが訪れる時間に、急にピアノが弾きたくなる・・・
という経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
私も学生時代、夜中に急に指使いを思いついて実際に鍵盤で試したくなったり、コンサートの直前、気になる箇所を弾いておきたくなったり、ということがしばしばありました。
そんなとき、遠慮することなく弾くことができるのはうれしいことです。
ナイトーンはピアノ内部を傷つけることなく、夜中用のピアノにスイッチ切替えをするフェルトをつけてくれるありがたい仕組みです。
もちろん昼間の練習の音にもタッチにも影響がありませんし、特許出願済みのナイトーンは、ひとつひとつの音の独立性が保たれていて、音が濁ったりすることがなく音を静かにすることができる画期的な技術です。
今までありそうでなかったナイトーンの発想。
そして最新技術でありながらピアノへの愛情とアコースティックな音への愛着を忘れていないナイトーン。
夜中の練習の心強い味方として登場です。
プロフィール
東京藝術大学音楽学部器楽科(ピアノ専攻)を経て、同大学大学院修士課程を修了。近年では、ヴァルター、プレイエル、エラールなど歴史的楽器を用いたコンサートに数多く出演。読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、ラトビア国立交響楽団などのオーケストラと協演。ベルリン弦楽四重奏団、澤カルテットとの共演など室内楽のコンサートにも出演。
加藤 正人 氏 常務取締役 ドイツ・ピアノ製造マイスター
ユーロピアノ株式会社(ベヒシュタイン、ザウター、プレイエル 日本総代理店)
「ナイトーンの優位性は何処か?」と問われたら、僕は「アコースティックだから」と即答したい。
アコースティックはデジタル音源と違い響きの変化が無限で、音楽を興じる本来の目的を、それに触れた時誰しも感じる事ができる。
そしてナイトーンは、取付けるピアノそのものの音が音源になるので、ピアノ本来の良さがそのまま生かされるのが大きな魅力だ。
17/18世紀に生きたヨーロッパの人達が好んだクラビコードの音量並みにまで音量が下がり、クラビコードと同じようにアコースティックを楽しめる。
グランドピアノでは、精密に調整されたタッチが、措置を取付ける事で変わらないのもこのシステムの素晴らしさだと思う。
志村 秀治 氏 取締役技術部長
日本ピアノホールディング株式会社 ピアノプラザ群馬(スタインウェイ正規代理店)
ナイトーンを取り付けたピアノに初めて触れた時に、タッチの違和感がなく1音1音、音色の変化がつくことに大変驚かされました。
今までの弱音装置の違和感が全くなかったのです。
ナイトーンをお薦めし、取り付けていただいた先生方やお客様からも大変好評をいただいております。
1台1台のピアノに合わせて取り付けが出来るのも何よりですが、ピアノに無理な負荷をかけずに取り付けられるのは、ピアノ技術者ならではの発想に基づく画期的な装置ではないでしょうか。
ピアノの音や家庭内防音でお悩みの方にお薦めしています。
西村 文利 氏
(株)ヴォイス 建築工房 乾坤舎 (防音専門・建築士)
タッチが変わらず、『空気伝搬』で25dBも低減していました。
驚きです。
その上、脚にほとんど伝わっていない、『固体伝搬』も確かに低減しています。
目から鱗、の感懐です。
よい勉強をさせていただきました。
ありがとうございます。
今後も、いろいろピアノ室のご相談を受けることと思いますが、
その時には、下手なピアノ室を造るくらいなら、『ナイトーン』をお薦めしようかな、と思っています。
恐らく、今後ドンドンお客様と一緒に、おうかがいすることになる、と思います。
その節には、よろしくお願い申し上げます。
髙橋 隼一 氏
東京建物 株式会社 住宅事業部(Brillia City 建設会社)
「素晴らしい!」
ナイトーンを設置いただいて、初めて演奏を耳にしたときの感想です。
新築分譲マンション「Brillia City 石神井台」では、マンションゲストサロン内に共用部の
再現として自動演奏のグランドピアノ(ヤマハ C1L)を設置しています。
その際、グランドピアノ自体に自動演奏のボリューム調整ができるものを選定していたの
ですが、いざ設置してみると音が大きすぎることが分かりました。
それから防音マットや防音ゴムなど様々な減音装置を検討したのですが、大幅な効果が
期待できるようなものが見付けられない状況が続きました。
そのような中でナイトーンに出会いました。
本件のナイトーンは消音としてではなく、減音装置として設置いただきました。
その減音具合の驚きは冒頭の感想の通りです。
設置前と設置後での音環境調査も実施しましたが、約10dBA程度の減音が確認できました。
まさに理想としていた音が手に入った瞬間です。(ナイトーンGPライトS)
バックグラウンドミュージックとして、グランドピアノの自動演奏を聴く−。
そんな贅沢が遂に叶いました。