アップライト版パンフレット

世界初の技術で実現化

ナイトーン:アナログ式超弱音システム

静寂の中で奏でる、ピアノのささやき

アコースティックで超弱音を可能に:独立多層フェルト
通常演奏時のタッチが変わらない:タッチ可変ユニット
ピアノをいたわる設計理念:個々のピアノに向き合うオーダーメイド

独立多層フェルト(国内特許:1件、国際特許:1件出願)

タッチ可変ユニット(国際特許:1件出願)

特徴

従前の1枚フェルト

写真1
1枚のフェルトだと一つのハンマ^でフェルト全体に負荷がかかってしまいます。
隣接する弦がなるごとによる不協和音も発生します。

精密なパーツ製作

低音2本弦部分は、弦の角度に合わせてフェルトを手作業で削り出してパーツ製作しています。

一音ずつのフェルト

写真2
フェルトの一音一音独立することにより、弱音時にクリアな音が奏でられます。

弱音演奏を考慮した多層フェルト

高・中音部は2~3枚、低音部は、3枚のフェルトを重ね、音量バランスを保ちます。

独立多層フェルト部分と連動

タッチ可変ユニットは、独立多層フェルト部分と連動してうごきます。
弱音ペダルを操作するだけで、機械的に連動し、リボン体が挿入されます。

タッチ可変を可能にしたリボン体

通常演奏時のタッチをキープするために、レギュラーティングボタンとジャックているの間にリボン体を挿入する機構を構築しました。

リボン体を制御するベアリングユニット

特殊加工を施したベアリングにより、リボン体の調整となめらかな動きを実現しました。

各所微調整可能な設計

タッチ可変ユニットは、各ピアノの設計に合わせて、微調整が可能。
調律作業も妨げません。

専門家の感想

ピアノスト:久本 ゆうこ Yuko Hisamoto

真夜中、ひっそりと皆が寝静まっている頃、昼間の喧騒が嘘だったかのように、都会に静けさが訪れる時間に、急にピアノが弾きたくなる・・・という経験は誰にでもあるのではないでしょうか 。
私も学生時代、夜中に急に指使いを思いついて実際に鍵盤で試したくなったり、コンサートの直前、気になる箇所を弾いておきたくなったりということがしばしばありました、
そんなとき、遠慮することなく弾くことができるのはうれしいことです。
ナイトーンはピアノ内部を傷つけることなく、夜中用のピアノにスイッチ切替えをするフェルトをつけてくれるありがたい仕組みです。
もちろん昼間の練習の音にもタッチにも影響がありませんし、特許出願済みのナイトーンは、
ひとつひとつの音の独立性が保たれていて、音が濁ったりすることがなく音を静かにすることができる画期的な技術です。
今までありそうでなかったナイトーンの発想。そして最新技術でありながらピアノへの愛情とアコースティックな音への愛着を忘れていないナイトーン。
夜中の練習の心強い味方として登場です

ピアノ調律師:高田 努(日本ピアノ調律師協会関西支部会員)

ピアノは音色の豊かさを求め、選び抜かれた材料によって仕上げられたメーカー独自の音色を楽しむ事が出来ます。
サイレント機能では電子音に置き代える「ハイブリッド」機能も考案されていますが、音の本質をとらえた弱音装置の< ナイトーン >を取り付けて聴いた音は、ピアノ本体の発声と余韻がしっかりと感じられますし、クラヴィコードを弾いた時代にも想いをはせ、弱音でありながら和声的な響きが充分に楽しめる”新しい発見“がありました。 技術者として、顧客が求める音色に対する要求に答えられる「ピアノの本質を生かして考えられた製品」であると思います。

価格

独立多層フェルト

80,000円(税別)

タッチ可変ユニット

80,000円(税別)

独立多層フェルト+タッチ可変ユニット

140,000円(税別)

その他

※出張費用別途申し受けます。
※お客様のピアノに弱音レールがない場合は、後付けレバー式弱音レール費用別途必要になります。
※価格・仕様は予告なく変更することがあります。(2014年4月1日現在)

留意事項

※ナイトーンは弱音装置です。 消音(サイレント)装置ではないので、近隣の方等へご配慮の上ご利用ください
※ごくまれに、取付ができない特殊なピアノもあります。お問い合わせください。

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