ナイトーン

夜間でも安心できるピアノの防音対策とは?

夜間でもピアノ演奏ができる様に防音対策を図るのは、ピアノ演奏家としては当然のエチケットといっても良いでしょう。
防音対策のひとつで、もっとも防音効果の高い対策なのが防音室です。
そんな防音室を設計する場合に、壁・天井・床の遮音・防振をどういった感じの構造にして、有効な形で浮遮音層を確保させるかを考える必要があります。
この浮遮音層が不完全であると、ピアノの音が床や壁や天井に入射して建材物を伝わって隣室に放射されてしまうのです。
最近の主流はデュワー壁を利用した2重構造の防音室で、分かり易く言えば部屋の内側にもう一つ隙間を開けた宙吊り状の部屋を作る形になります。
この様に浮いている空間を確保する事で、演奏の音も振動も周囲に漏らさない効果が得られるのです。

例えば鉄筋・鉄骨鉄筋コンクリート造りのマンションの6畳の部屋で防音工事する場合、激しい曲を弾いている時のピアノの音を隣室でD-60~D-50の範囲に抑える施工の費用相場が200万円~300万円程度となります。
この価格幅は部屋の構造や窓・ドアの素材、換気などの形状に差異があるためです。
そしてデシベル値を下げれば下げるほど価格は高くなっていきます。
また木造建築で同じ防音率を確保するのには、先の相場価格の20~30%増しの費用が掛かるとみておくべきでしょう。
これは、木造・モルタルの家屋の方が音の洩れる率が高いためです。

このように、防音室の設置によって漏れ聴こえる音のデシベル値は減少するわけですが、防音室の施工という大掛かりな作業をしなくても、ピアノの音のデシベル値を下げることができるとしたら、いかがでしょうか。
アナログピアノ用超弱音システム「ナイトーン」にはそれが可能です。

通常、アナログピアノを演奏した時の音のデシベル値は約80デシベルといわれ、これは走行中の電車内の音に相当するレベルの大きさです。
これが、ナイトーンを設置することによって約60デシベルまで落とすことができます。
約60デシベルというのは、日常で取り交わされる会話程度の音に相当します。
一般的な集合住宅で、ごくごくありふれた日常的な会話を行い、ご近所の方から苦情が起こるということは殆どありえないと思います。
ナイトーンを設置したピアノは、そのくらいのレベルまで音の大きさを落とすことができるのです。
また、ナイトーンは、ピアノ演奏の得意な方であればあるほど、さらにその音のレベルを落とすことが可能です。
つまり、演奏が上達すればするほど、より深い時間帯でもピアノをお楽しみいただくことができるようになるということなのです。

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